2010年3月30日

スパルタ先生

アイアンガーのコースが終わり、今はシバナンダ系の先生ゴビンダのもとに通っています。

シバナンダだからのんびりクラスかなと思いきや、超スパルタ。
ヘッドスタンドをしてる私にいきなり近寄り足をグイッ!
何のポーズかわからないまま
「Head up!」「Don't move!」
私だって動きたくてグラグラしてる訳じゃないのに〜。

朝一番のアーサナがスコルピオン(下図)だから恐ろしい。






「ひー、痛い」「No pain!」
体細部の意識はどうでもいいの?
今まで受けてたアイアンガー要素はゼロ。

でも、スパルタ先生は良く見てます。
生徒のレベルに合わせて個別アドバイス。
自分の体が変わっていくのがわかって楽しい。

初めて会ったときは
ひょろひょろの体に寝ぐせ頭、目は半寝状態。
「この人、大丈夫?」と思ったけど
今では頼もしく見えるスパルタ先生です。


- Posted using BlogPress from my iPhone

イスラエリーナイト

昨日はイスラエル人にとって国民の祝日。
年に一度の特別な日だったようです。

「イスラエル人が集まってパーティーするからおいでよ」
友達になったイスラエル人の女の子 Reruatに誘われて
パーティー楽しそう!と
軽いノリで行ってみました。

店には25人程のイスラエル人。
儀式の進行のための手作り冊子。
イスラエルから輸入した特別なパン。
儀式のための食べ物。

みんな神聖な雰囲気。
私、場違い?
ここにいていいのー?というかんじ。。。

儀式は冊子に従い、聖書の抜粋を読み進めていきます。
言葉はヘブライ語。
さっぱりわからず。
途中で歌が入ったり、お祈りが入ったり。
みんなでワイワイとイスラエルフードを食べる!という私の予想とは大違い。

儀式のパンは薄いクラッカーみたいなものです。
これは他から攻め入られて逃げるときに時間がなく、発酵させていない薄いパンを食べたからだそう。
ワイン代わりのジュース(リシュケシュでアルコールは手に入りません)、じゃがいも、ゆで卵、リンゴを甘く煮たもの、ホウレン草を少しずつ口にします。
苦楽を表す食べ物らしい。

いろいろ説明してくれるけど
前知識がない私にはよくわからない。
イスラエルのこと、ユダヤ教のこと、全く知らない私。
イスラエルってあまり関心がない国だった。。
帰ったら調べてみなきゃ。

インドにはイスラエル人旅行者が多く、イスラエルフードがどの店にもあるくらい。
ヘブライ語の貼り紙も時々目にします。

それにしても、この団結力!
各々旅している人達が集まって自分の国のために祝うなんて。
みんなすごく自分の国に誇りを持ってるのがわかります。
私達日本人に、それはあるのでしょうか。。










- Posted using BlogPress from my iPhone

2010年3月26日

朝チャイ

アシュラムを出てラクシュマンジュラのゲストハウスに戻りました。
今受けているヨガクラスからは少し離れるけど
道は比較的きれいで気温も少し低く、快適です。

朝のクラスは8時半から。
早めに出ていつものカフェでチャイを飲みます。
うーん、幸せ!
昼間は人が集まるバルコニーも
朝はたいてい私一人。
こんなかんじ。






目の前にガンガー。
澄んだ風がガンガーのプラーナを運んできてくれる。


今日は先客がいました。
どこの国の子かな。。。
英語のレベルが一緒(笑)
良い話し相手になりました。





- Posted using BlogPress from my iPhone

2010年3月25日

SuryansとSurinder

今は受けている2人の先生のヨガクラス。
動と静
対象的ですごく面白い。

午前中はアイアンガーヨガの2週間集中コース。
Suryansという30代くらいのインド人。
ロシアやベルギー等でも活動している人です。

この先生、超熱血タイプ。
朝からガンガン飛ばしてきます。
「はい、集まって!もたもたしないっ!」
「わかった?Yes or No?返事!」

「じゃあ、このポーズでリラックスして」
という言葉を信じてリラックスしようものなら
背骨の伸びや腿の筋肉の使い方等について指摘されるので
常に緊張感いっぱい。

ポーズ数は少ないけど
体の細部に意識を持って
頭を使ってっていうのは大変!
2時間半(長い!)のクラスが終わる頃には、グッタリ疲れてます。

でも、おかげで今までよりも
繊細に体を見つめる癖がつきました。

Suryansは熱血指導しながら歩き回り
ヨガブロックをすぐ蹴飛ばします。
インドのブロックは木でできた硬いものなので
彼の足の爪は日ごとに剥がれてきて
包帯でグルグル巻に。
それでも今日も「Yes or No?」と叫び続けてます。

夕方はSurinder。
シーク教徒独特の長いヒゲで顔の半分は見えない。
年齢もよくわかんないけど50代くらいかな。。
クラスはいつも満員、超人気の先生です。

この先生の目ヂカラはすごい。(顔が半分見えないせい?)
優しい目で一人一人の生徒をじっくり見て
目とジェスチャーで生徒のポーズを直していく。

今日あるポーズで私はモヤモヤしてました。
これって、体の何処に働きかけてるのかわからない。。。
するとSurinderは皆にシャバアーサナをさせて
その間に私に説明してくれました。
私の気持ちを読み取ったかのようでびっくり!

穏やかな中に鋭い感覚を持つ
まさにヨギーというかんじの先生。

二人の先生からはヨガのテクニックや精神と共に
教える立場として生徒に向き合う姿勢を考えさせられます。






- Posted using BlogPress from my iPhone

2010年3月22日

おしゃれババ

この数日で激暑に変わりました。
昼間ちょっと歩くだけでクラクラするほど。

こんなに暑いとインドって衛生的にどうなの?って思います。
牛がそこら中にいて
落し物をたくさんしていく。
そしてそこに群がるハエの数!!
まぁ、あんまり細かいことを気にしてたら生活できないので
見ないふり。

ほんと、インドってなんでもごちゃまぜが好きみたい。
狭い町に人間と動物。
花と食べ物とゴミ。
カレーもヨーグルトもごちゃ混ぜて食べてるし。
神様の上からミルクやらハニーやらかけまくる。

でも、よく見てると意外にきれい好きな面もあります。
よく行くカフェの下に住むババ(おじさん)。
上から観察してみると
石鹸を泡立てて頭から体の隅々までゴシゴシ
ガンガーで水浴び。
しっかり髪を乾かして
ヒゲもブラシでちゃんととかしてる。
横の髪を両側から上に上げて
頭のてっぺんで結ぶのがお気に入りらしい。
出来上がりに今日も満足げです。





Posted using BlogPress from my iPhone

2010年3月19日

怒るインド人

牛が道をふさいで車が通れなくても
どんなに電車が遅れても
怒らないインド人。

そんなインド人の怒りを今日は2度見ました。
一度目は小物屋で。
西洋人の女の子が売り物のピーナツバターの瓶を開けて匂いをかぎ、おじさんに「いくら?」
値段を聞いて結局買わずに出て行こうとしました。
おじさん「値段だけ聞いて買わないのか!勝手に開けといて!」
その怒りは待っていた私達にも飛び火。
「自分の国でもこんなことするのか!」

女の子の保護をすると
そのピーナツバターは手作り風。
簡単な容器にヘタな字でpeanut butterって書いてあるだけ。
一度フタを開けても閉じれば問題なさそうだった。

でも確かに、開けても良いか聞くべき。
おじさん正しい。
インドのラフな雰囲気で
何でも許される気になっている旅人は多いと思う。
私も含め。

二度目の怒りは私に、別の店で。
2日に1度は行く店。
なぜかというと、水の補充ができるから。
普通に飲料水2Lを買うと25ルピー(50円)のところ、ここでリフィルすると10ルピー(20円)で済むのです。

水だけ補充してお金を払おうとすると、おじさんが「これだけ?」
ちょっと怒り気味。
私「うん、今日はこれだけ」
(毎回これだけ)

私が買ってるのに怒るなんて、どういうこと?
一瞬ムッとしました。
他に買う物ないんだもん。
私は悪くない。

けど、もしうちのおばあちゃんがいたら「それだけじゃ悪い」って言うんだろうなぁ。
やっぱりたまには他の物も買ってやるか。

エゴを取り除く神様、カーリー。
ここの空気を楽しみながらも
流されるだけじゃなく
意識を持って動かなきゃ。






- Posted using BlogPress from my iPhone

2010年3月17日

Maha Kumbh Mela

クンバメーラ
インドの4ヶ所の聖地で12年に1度行なわれるヒンドゥーの行事。
今年はハリドワールで行なわれています。

宗派に関わらず高僧達が集まり、それを拝もうとインド中から集まる人々。
山にこもっているババ達もこの時だけは町に下りてきます。
クンバメーラの時にその地で沐浴すると、Moksha(至福の状態)を得ることができると言われているのです。


ナガババの列









ガンガーで沐浴する人々





私もちょっとだけ沐浴






- Posted using BlogPress from my iPhone

恐怖!インドのバス

ハリドワールからリシュケシュへの帰りのバス。
これぞインドってのを体験しました。

リシュケシュ行きのバスが到着。
降りる人を待ってから乗り込もうとすると、すごい数の人がバスの入口に突っ込んでくる。
まだ、降りてない人がいるのに。
秩序なんてありゃしない。
恐怖を感じるくらい皆殺気だって、我れ先にと突っ込んできます。

足と腕がちぎれるんじゃないかってくらいの揉みくちゃ。
そのままなだれこむようにバスに乗りました。
すると、たまたま目の前に空席。
ラッキー!座れた。

と思ったら、なぜか座ってる私の頭上を人が通過。
まだ降りることができない人は、窓から子供を降ろしたり荷物を投げたり。
私の膝の上には誰かのボストンバッグが置かれ
後から入ってくる人は私に覆いかぶさる。

開いたままのドアに人が3人くらいぶら下がった状態のままバスは発車しました。
当然、中はぎゅうぎゅう詰め。
本当に本当に、座れて良かった。神様ありがとう。

とにかくバスは走り出し、あまりの疲労にウトウト。
すると、ほっぺたを誰かの肘とポールに押しつぶされて目が覚めました。

はぁ〜。
これがヨガ発祥の国、インド。
OM Shanti Shanti Shanti



- Posted using BlogPress from my iPhone

2010年3月14日

プチ自炊

今はアシュラム(ヨガ道場みたいなところ)に滞在中。
東京でのティーチャートレーニングで一緒だったKちゃんと部屋をシェアしてます。

部屋は2階の角で、目の前にガンガー。
裏口は1階の屋上につながっていて、プライベートバルコニーみたい。
風通しが良くて部屋も広いし、快適!
これで1部屋1泊250Rs=500円は大満足。
隣に住む牛の機嫌が悪いと「フガーッ!」とか言って夜ちょっとウルサイけど(笑)

ここでの私達の日課は夜のティータイム。

電気で熱くなるコイルを使ってお湯を沸かします。
八百屋やスパイス屋で材料を買ってきてプチ自炊。
ジンジャーレモンやミントティー、チャイまで作っちゃう。
インドのあまーいお菓子と一緒にお茶してると、町の騒々しさから離れてホッとします。

昼間はそれぞれ別のクラスを取っているので、夜は一日の報告会。
しかも日本語。楽しーい!

そんな共同生活も明日まで。
Kちゃんは明後日マイソールに。
私はもうしばらくリシュケシュでヨガ修行。
でも、夜のティータイムの習慣は止められないかも〜。






- Posted using BlogPress from my iPhone

2010年3月12日

アイアンガーヨガ

アイアンガーヨガ

ポーズを静止し、筋肉や骨、皮膚にいたるまで細かいところを調整しながら作っていくヨガ。
ブロックやベルト、壁から吊るしたロープ等の道具をよく使うのも特徴的。

ほんと、勉強になります。
体の細かい部分が意識できるし
どう動かしたらどこにつながるかがよくわかる。
今まで思い込んでたことが全然違ったりもして。

ヨガとエクササイズの違い。
先生いわく、ヨガにはインテリジェンスがあり
エクササイズにはそれがない、だそう。
確かに頭を使う。
脳みそが疲れます。
それだけ得るものも大きい。


そのクラスでのちょっとした出来事。

プラサリータパドッターナアーサナ(立位の開脚前屈)を練習しました。

みんなで一列になって立って開脚。
隣の人と足の小指側のフチをくっつけて、部屋の壁から壁までつながります。
これは足のエッジの感覚を確認するための練習。

当然、みんなのちょうど良い歩幅の合計と
壁から壁までの長さは合うわけもなく
少しずつ譲り合わなきゃいけないんだけど。。。
みんな自分の幅を確保。
私のところにシワ寄せが。
これじゃぁすごい大股にしなきゃいけない。

2回目。
やっぱり私だけすごい大股。
隣の人のがよっぽど背が高いのに!
さすがに先生が、君にはこれは歩幅広すぎって言って
隣の人と調整してくれました。

このことを友達に話したら大笑い。
私って要領悪い〜?





- Posted using BlogPress from my iPhone

2010年3月10日

Karma

今日、道を歩いていると顔にペイントして変な服を着た(神様のお遣い?)おじさんに呼び止められました。

「ちょっとちょっと。これ神聖なものだから顔につけてあげるよ。」
私の眉の間にオレンジの色をつけて何やら呪文を唱えている。
「はい、これでOK。100ルピー頂戴。」
は?あんたが勝手につけたんでしょ!

ありがたい神聖なものだから寄付のつもりで数ルピー渡しても
(100ルピーはありえないけど)
良かったのかもしれないけど、
その時の私にそんな余裕はなし。


それとは別の話ですが、、、

リシュケシュにたくさんいるサドゥーと呼ばれる修行者達。
彼らは一般の人達からご飯をもらって食べ、「Hari OM」等と言ってはお金をもらい、暮らしています。修行の身ということで。

インドでは、家族を作り子供達が成長した後の男性は森に入って修行をすると言います。
それがサドゥーの始まり。

けれど、ここでは若くしてサドゥーになっちゃったりして、修行者とは違うかんじ。
私の目には、毎日ゴロゴロしているだけに見えてしまいます。
一般の人達も決して生活に余裕がある訳ではないはず。
働かざる者食うべからずの文化で育った私には理解困難なシステム。

施しを与えることを厭わないインドの人達。
サドゥーに対しても物乞いに対しても。
インドに根づく思想からなのでしょうか。

カルマ
輪廻転生
今の自分に与えられた立場を受け入れ、全うし
繋がる来世の幸せを願う。

少しずつインドに歩みよってみよう。








- Posted using BlogPress from my iPhone

2010年3月8日

Darma

Swami Dayanandaのサットサンガでの話。


あなたは他人から傷つけられたくないでしょう?
それは他の人も同じ。
牛も同じ。
羊も犬も同じ。

人間はBuddhi(判断力)があるから、みんな同じ気持ちがあるんだって知ってる。

私達がBuddhiを持っていること
それはDarma(運命)。

気づきなさい。








- Posted using BlogPress from my iPhone

ヨガ友

今日は友達2人とガンガー沿の白砂の岸にてサットサンガ。(おしゃべり)

2人は以前東京で受けたティーチャートレーニングの仲間です。
申し合わせてインドに来た訳ではないんだけど、ちょうど同じ時期にリシュケシュにいることがわかって再会。
不思議な縁。

同じトレーニングを受けてきたのに、今は3人それぞれ違うヨガの道を進んでいます。

いろんな形のヨガがあって
違う目線で物事を見て
それを話して共有できて

この繋がりに感謝
OM Shanti










- Posted using BlogPress from my iPhone

2010年3月5日

ヨガフェスティバル

リシュケシュのParmarth Niketanで行われているインターナショナルヨガフェスティバルに参加しています。
全7日間、今日が5日目。

アーサナ(ポーズ)以外にもサットサンガ(講話)、プラナヤマ(呼吸法)、メディテーション、ムードラ、マントラ等、内容が多彩。
日本のヨガ事情がアーサナに偏っているってことが良く分かります。

先生はインドだけじゃなく、世界中から来ています。
参加者もすごい人数なので、1クラスの人数が多くて生徒のレベルはバラバラ。
雰囲気は散漫になりがち。
自分でちゃんと集中していかないと、流して終わってしまう。
それを上手くひとつのエネルギーにまとめていける先生は、すごい。

普段すすんで受けないようなクラスにも参加できるのがヨガフェスタの良いところ。

例えばヨガニードラ。
ヨガニードラとは、体は寝ている状態で意識は集中、ガイドに導かれてリラックス状態に入るもの。
私は今まで苦手でした。
寝ちゃいけないと思うと辛い、でも結局寝てるってのが毎回のパターン。
でも体調が優れないこともあって、受けることにしました。
そしたらすごく良かった!
体の一部分ごとにスキャンしながら浄化されていくよう。
先生の声がきれいで導き方も上手くて、終わると体も気持ちもスッキリ軽くなってました。

インドでのヨガフェスタ。
クラスや講話の途中で照明が切れることはしょっちゅう。
マイクやスピーカーは最悪。
開始時間が30分以上遅れることはザラ。
それを受け入れる余裕をも養ってくれます(笑)





ガンガーのガート(沐浴所)でのクンダリーニヨガクラス

- Posted using BlogPress from my iPhone

2010年3月2日

Happy Holi !!

ホーリー

春が来るのを祝って行われるヒンズーのお祭り。
色の粉や水を互いに塗り合います。

今日の昼までは町に出ると顔も服も色べったりになる。
宿でおとなしくしていたのに
悪ガキどもがやってきて
私の顔に色をつけていきました。






牛もこのとおり。





色の粉を顔に塗り合うのは
自分の要らない感情を捨ててクリアになること
そして互いの幸せを願うことから。

いろんな色がつく方が人生がカラフルになって良いらしい。

ただのゲームとしてだけでなく
その意味がこれからも伝わっていきますように。
インドの若い人達にも
私のようにここに来てホーリーを楽しむ外国人にも。


- Posted using BlogPress from my iPhone