2014年12月10日

接心

接心というものに初めて参加してきた。

接心(せっしん)とは、攝(摂)心とも書き、散乱する心を一つに摂むることをいう。心によく気をつけること。 
禅宗においては、坐禅を修して、精神を一つの対象に集中させ散乱させないことである。禅宗では後々、特に一定の期間、昼夜を問わず絶え間なく坐禅をする修行をいうようになった。

Wikipedia より


とは言っても私は半日だけの飛び入り参加。
5日間のコースに友人が参加すると突然連絡があったので急遽入らせてもらったのだ。
友人は福島からわざわざ浜松までやってきた。
他の参加者の方も遠方から。
ウチの実家のすぐ近くのこの寺。
そして入院してた病院は更に近く。
存在すら知らなかったんだけど、そんなに凄いとこなのか。

朝5時にお寺へ。
地下にある坐禅用の部屋で壁に向かって座る。
禅のやり方は半眼、丸い座布団に座り手は重ねて体の前に…
みたいな決まりがあるんだろうけど、まぁいいや。
いつものように目は閉じて手は膝に。
座布団ジャマでお尻で除けてたら隣のオジさんに「視界に入る」と怒られてしまった。スミマセン…

どの位の時間座ったのか、静かな空間が心地良くてあっと言う間だった。
そして読経。
その後は庭掃除、朝食。

朝食はおかゆ、意外なことに魚も出てきた。
おかゆが美味しくて味わってたら皆食べるのが早い!
慌てて口に流し込む。
禅の作法を見よう見まねで、タクワンでお椀を拭き取り白湯で洗って飲む。

少し休憩後にまた座るんだけど、この日はたまたま老師のお話を聞くことになった。
不思議なことに、老師のお話はCliveの話といろんなところで交差する。
これワォモーメントだ!インパーソナルについての話だ!って具合に。
禅とアドヴァイタはすごく近いところにあるようだ。
ゆったりと話す老師を見ていて、また老師に会いに来たいと思った。

時間がなくてその後の若老師の話までしかいられなかったけど、次は坐禅会に来てみようと思う。
接心は…うーん、ごはんはゆっくり食べたいなぁ、、、
でもタイミングが合えばフル参加してみたい。

退院して社会に戻って1ケ月ちょっと。
思うことが募ってた。
帰りに寺のお地蔵さんを見てたらほっこり。
そして入院してた病院の、私の病室の窓を見て感傷に耽る。
ゆっくりと急がず、結び目が解けていったらいい。




2014年12月2日

おばあちゃんの元気のヒミツ

古い桐の箪笥の3段のうちの1段。
おばあちゃんちの納戸からもらってきた。

箪笥は埃だらけ。
ほんとは良くないのかもしれないけど、水でジャブジャブたわしでゴシゴシ洗ってしまった。
祖母と叔母が手伝ってくれた。
お天気の良いポカポカ日曜日。

うちのおばあちゃん85歳、とっても元気。
シャキシャキ動いて箪笥を洗う。
地面にゴロゴロある石を踏んづけて、ヨロッとしたときの身のこなしには驚いた!
バランス力良し、脚力良し。
頭だってしっかりし、気力もある。
来年は女学校の65周年同窓会に行くらしい。
大きな病気したことあるの?って聞いたら
「ないない。私は切ったり貼ったりしたことも一度もないよ〜」だって。

あの元気のヒミツはなんだろう。
ひとつ思い当たること。
夜にトイレに5回くらい起きるらしい。
昼間も合わせたら1日に最低15回はトイレに行ってるんじゃないかと思う。
おばあちゃんちのトイレは昔ながらの和式。
和式トイレは毎回スクワットしているようなもので、あれは絶対効果ありだと思う。

他にもヒミツがあるのかも。


運んできた桐の箪笥、痛んでるけど十分使える


金具の彫がカワイイのだ


中は着物用の引き出し



こっちは数年前にもらったやつ
部屋になじんでる



新しく買うのではなく、あるものを受け取るってことが嬉しい。
形があるものでも、ないものでも。
元気DNAももらってるはず!